2009年05月07日

K-POPニュース:イ・スンチョル(RUI)10集アルバムリリース!

来年、音楽活動25周年を迎えるK-POP界のベテランアーチスト、イ・スンチョルが、5月6日に10集アルバムをリリースしました。

◆10thアルバムに満足感のイ・スンチョル(インタビュー)

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歌手は、アルバムをリリースするたびにスタイルを変える。服に例えるなら、音楽は編曲次第で短パンからスーツになったりもする。しかし、音楽的ルーツと歌い方に変わりはない。これがRUI(イ・スンチョル)が常に考えてきたことだ。

イ・スンチョルが10枚目のアルバム「The Land of Dreams Mutopia」を6日に発表した。この日会ったイ・スンチョルは、「やっとオーダーメードの衣装を手に入れました」と自信をのぞかせた。それまで米国で行ってきた海外セッション参加のレコーディング作業を、いい服を買って身につけることだったとするならば、今回は1996年からともに活動してきた「皇帝」バンドメンバーらがプロデュース、作曲、演奏に参加し、イ・スンチョルにぴったりの衣装を完成させたことになる。

イ・スンチョルはこれまで発売されたアルバムのうち、この10枚目のアルバムが最も音楽的な深さがあり、「イ・スンチョルらしい」と言い添えた。

「わたしたちはまるでスティングたちなど海外バンドのように音を紡ぎ出した。ワインを飲みながら演奏し、ギター、ドラムのソースを受ける方式も何度も試してみた。自分のレコーディングルームがあるので、1曲当たり3日間ミキシングを行ったりもした。アルバム制作の最後まで、友人であり仕事仲間でもあるバンドと一緒だったため、偽物という感じがしない。おもしろい作業だった」。

プロデューサーは皇帝バンドのベーシスト、チェ・ウォンヒョクが務めた。チョー・ヨンピルのバンドメンバーが作曲をするように、皇帝バンドのメンバーも今回のアルバムではそれぞれ曲を作った。イ・スンチョルによると、バンドはアルバム制作にセッションで参加してきたが、曲作りもするのは初めてだという。「もっと早くからやっていればよかったと後悔もした。音楽的な多様性と豊富性が確かに違う。次のアルバム作業でも同じやり方を選ぶだろう」。

バンドサウンドが基盤の音楽は、ロックのさまざまスペクトラムを見せる。イ・スンチョルは1985年、ディープ・パープルの「Soldier Of Fortune」で、グループ復活のボーカルに抜てきされデビューしたが、ソロ活動20年にしてバンドが具現するロックに舞い戻ったことになる。

この間、敍情的なバラードで人気を博したイ・スンチョルは、韓国的なバラードのようでいて、キム・テウォンの重いギター演奏でロックを完成させた復活時代を連想させるタイトル曲「爪が抜けて」を前面に打ち出した。ブリティッシュ・モダン・ロックの、力を抜いたハスキーな美声には感情がこもっている。

作曲家がつくった典型的な「イ・スンチョルらしい」バラード曲は、今回のアルバムでは思い切って外した。作曲家の曲は演奏者の曲とは異なり、商業的な匂いがする上、安全性を確保するための曲という感じがしたためだ。「爪が抜けて」なら、オールドファン、男性ファン、復活時代のファンに認めてもらえる気かしたとイ・スンチョルは言う。「この歌がヒットし、歌謡界でグループ、ロック音楽が流行るのが個人的な望み」だとした。

 イ・スンチョルはまた、「ロックとバラードしかできない」という一般の誤解を解くため、別のジャンルにもチャレンジした。インタビューに同席したチェ・ウォンヒョクは、ボサノバやレゲエなどこれまでイ・スンチョルが試みていないジャンルに挑戦させたと話した。すると、横からイ・スンチョルは、実は自分はかなり多くのジャンルをこなせる歌手の1人だとし、これまで挑戦していないのはジャンルにこだわったわけではなく、やりたくなかったからだったが、ボサノバをやってみると非常におもしろかったという。

こうした変化は、9枚目のアルバムで良い結果を得られなかったことに対する反省の結果だと率直に言った。9枚目は変化のない飽きるバラードだったため、今回はこれをひっくり返したという。

イ・スンチョルは続いて、9枚目の発表当時にCDとしての最後のアルバムになると言っておきながら、再び13曲収録のフルアルバムを発表した理由について語った。

「実のところ、デジタルシングルはアルバム市場の低迷で浮上した変則的なやり方だ。むしろ不況だからこそ、歌手はやりたいことをすべてやってみることができる。ヒットにこだわらなくなるからだ。音楽コンテンツ制作会社とはアルバム制作と流通契約を結び資本を確保した。こういう時こそ、より投資すべきとの責任を感じた。映画界が厳しくてもブロックバスターが制作されるように、アルバムも制作費を多く投資し、魅力あるブロックバスターを出させるべき」。

そのため、ニューアルバムのリリース記念公演も惜しまず投資することにした。22〜23日にソウル・竜山の戦争記念館平和の広場で行う公演でも、これまで通り5.1サラウンドシステムを導入する。

来年は、デビュー25周年を迎えるイ・スンチョル。彼にとって「ミュージック」と「ユートピア」を合わせた意味の「Mutopia」はどこだろうか。イ・スンチョルはアルバムジャケットのエピローグが本当の自分の心だと答えた。家族、音楽、信頼と縁、ファンという5つの大切な翼を広げ、この世をいつまでも駆けめぐりたいのだと。

(記事出処:聯合ニュース 2009-05-07)
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早く、このアルバム、早く聴きたいですね。


イ・スンチョル (RUI) 10集「MUTOPIA」

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posted by mimi at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | K-POPニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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